平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、株式会社アイメトリカ(以下、当社)は、社会福祉法人扶躬会と、介護施設に特化した勤怠管理システム「AiCarti(アイカルティ/仮称)」の共同開発に関する協定を締結いたしましたことをお知らせいたします。

共同開発するシステム「AiCarti(アイカルティ/仮称)」について

今回、共同で開発を進めるのは、介護施設の運営実務に合わせて設計する勤怠管理システム「AiCarti(アイカルティ/仮称)」です。実際に施設を運営される扶躬会と、開発を担う当社が一体となり、導入も運用も現場がとにかく楽になるを目指して設計してまいります。

開発の背景にある課題

現在広く使われている勤怠管理システムは汎用性が高い一方で、介護施設がスムーズに使い始めるには設定項目が多すぎる介護特有のシフトや運用に合わせた設定ができないといった課題が存在します。多様な勤務形態や複雑な人員配置要件を抱える介護施設にとって、一般的なシステムをそのまま適合させることは現場に負担が生じています。

また、人手不足が深刻化する中で、より効率的なシフト管理が求められています。介護を理解したAIが自動でシフトを構築し、勤怠管理と連動する仕組みを構築することで、現場の負担を軽減し、入居者様と向き合う時間を増やすことが可能になります。

今後の取り組み

当社は「現場との対話からつくる」ことを開発の基本姿勢としています。本共同開発においても、扶躬会の現場で働く皆様の声を継続的に伺いながら、実際に使っていただき、確かめながら育てていく進め方をとってまいります。
確かな現場力を持つ扶躬会様とのパートナーシップを通じて、介護に携わる方々の負担を一つでも減らし、ご利用者様・入居者様と向き合う時間を増やすことに貢献してまいります。

社会福祉法人扶躬会のご紹介

北海道・道東エリアにおいて、地域の福祉と命を守る重要なインフラを担う社会福祉法人です。釧路市内で4つの施設を運営し、確かな実績と現場力で道東の暮らしを力強く支え続けています。

特別養護老人ホームぬさまい

北海道初となる病院との合築を実現した施設です。さらに、津波防災を見据え、全国的にも稀な8階建ての高層施設として建設されました。車椅子利用者の日常的な移動や災害時の高層避難という高度なハードルをクリアし、医療連携と防災力を兼ね備えた拠点を構築した実績は、同法人の高い企画・実行力を証明しています。

平成30年10月開設。定員80名、全室ユニット型個室(1ユニット10室・4フロア8ユニット)を備えています。

阿寒町の「福祉村」——3施設が同じ敷地に

  • 特別養護老人ホーム鶴の園(入所100床・全室個室/短期入所10床)
  • 鶴の園クリニック(循環器科・人工透析外科・整形外科/通所リハビリテーション併設)
  • ライフステージ鶴の園(20戸の高齢者向け住まい/生活相談・安否確認・夜間通報サービス)

釧路市阿寒町では、この3施設が同じ敷地の中に集まっています。阿寒地域に「福祉村を作る」という構想のもと、介護・医療・住まいを一つの場所で整えてこられました。中核となる特別養護老人ホーム鶴の園は昭和52年の開設以来、「安らぎと生きがいを持てる、第二の我が家を目指して」を理念に掲げ、地域に必要とされるサービスを積み重ねてこられました。

とりわけ特筆すべきは、その敷地の中に人工透析クリニックが併設されていることです。人工透析は週に複数回、長時間の通院を必要とします。冬季の路面凍結や広域移動を伴う道東において、送迎と付き添いはご本人にもご家族にも、そして施設職員にとっても決して小さくない負担です。敷地内で透析が完結する体制は、その負担を根本から軽くします。同法人によりますと、介護施設の敷地内に人工透析クリニックを併設している例は全国的にも少なく、道東エリアにおいては唯一とのことです。

介護・医療・住まいが切れ目なくつながることで、入居者様の状態が変わっても、住み慣れた場所で暮らし続けられる。この体制は、多職種・多様な勤務形態の職員が同じ敷地の中で連携し合うことで成り立っています。今回の共同開発は、まさにこうした複雑な現場を支える運営実務から出発しています。

今後とも、株式会社アイメトリカをどうぞよろしくお願い申し上げます。